労社同第3回全国大会について

   社会主義革命の主体的力量の強化し、労働者・人民の未来を切り開くために

 二〇〇二年七月、労働者社会主義同盟第三回全国大会が開催された。第三回全国大会の課題は、一九九九年十一月の第二回全国大会で決定した闘争方針の総括、情勢の変化と新しい時代における任務の確認、同盟活動第三期の指導部の選出であった。
 わが労働者社会主義同盟は、同盟綱領と第二回大会の決定に基づき、この間、とりわけ二〇〇一年にはいってからの小泉内閣の出現、9・11事件、アメリカによる「報復戦争」発動とそれへの日本政府の加担、有事=戦争法制定、そして憲法改悪攻撃という時代を画する激動の中で、多くの人びととの連帯を広げながら断固として闘いぬいてきた。
 大会は、副委員長の城戸翔子同志が「同盟は、小泉政権の誕生を時代の結節点ととらえ、憲法闘争、有事法制への反撃など闘いの連続の中で前進してきた。大会では活発に討議し具体的な方針をかちとっていきたい」と開会のあいさつをおこなった。つづいて、大会議長団、資格審査・議事運営委員会、大会書記団、大会事務局が選出された。
 資格審査委員から大会成立要件が満たされいるとの報告があり、大会成立宣言が行われた。
 冒頭、労社同議長であった山川暁夫同志をはじめこの間に逝去された諸同志を偲び、その革命的遺志を引き継ぐことを決意して黙祷を捧げた。
 第一号議案の大会決議案、第二号議案の「有事法制阻止に向け、多様で、重層的で、広範な運動を組織し、発展させる闘いの先頭に立とう」と「改憲阻止にむけた国政レベルの闘いについて」の二つの特別決議案、第三号議案の中央委員会活動報告、第四号議案の財政報告、第五号議案として中央選挙管理委員会より第三期中央役員選挙について、それぞれ報告され提案された。
 大会決議案の提案を橋本勝史委員長が行った。橋本同志は、直前に開催された中央委員会総会での確認に基づき、有事法制・憲法改悪の動きなどに象徴される新しい時代の変化を確認し、闘いに勝利できる方針と指導体制をたたかいとることを大会議論のポイントとして提起した。
 特別決議案の提案は斉藤吾郎書記長が行った。特別決議案@では「有事法制に反対する今日までの前進は画期的だが、まだ初歩的成果に過ぎない。これからが本番だ。立ち止まらずにさらに創造的、重層的、かつ広範な運動を実現しよう。同盟は待機主義やサロン化傾向を克服し、中央はもとより、各地、各職場でその先頭に立ち、その推進のための強固な力を組織し、運動を前進させ」ることが強調され、特別決議案Aでは「いま、改憲阻止に向けて、様々な運動・勢力を合流させ、国政レベルでも議席を獲得できる連合した一大政治勢力の形成が求められている。各党は狭い党派利害を越えて、互いに支援しあう選挙協定を結ぶようにならなければならない。これはわれわれが待っていてできるものでもない。その実現はわれわれ自身の実践的課題でもある。憲法・有事法制反対闘争の中でつくられてきた共闘を基礎に、憲法改悪攻撃にそなえて一大政治勢力をつくれという声と、そのための系統的、かつ緻密で具体的な努力を全国各地で起こさなければならない」ことが提起されている。
 情勢、当面する大衆運動に関しては、テロにも報復戦争にも反対する運動、有事法制阻止闘争、憲法改悪を許さない取り組みなど小泉内閣の戦争のできる国家づくりと対決する大衆的な運動が前進し、その中でわが同盟が一定の役割を果たすことができたこと、前大会での「新たな戦前」という認識を今日の情勢の中でもう一段すすめること、アメリカ帝国主義と日本支配階級の戦争政策がうみだしている東アジア地域のきわめて緊張した状況に真剣に対処すること、反戦・反安保・反改憲の広範な共同戦線をつくり出して闘うこと、労働戦線においては郵政をはじめ各産別での闘いを強化していくことが論議された。
 同盟建設に関連しては、同盟の拡大、青年層の獲得、理論面での強化などのとりくみをめぐって報告と論議が行われ、同盟を大衆としっかりと結びついた強固な革命組織として建設し、また社会主義勢力の再編・統合への努力を強めることなどが確認された。
 議事終了後、それぞれの決議案は出席代議員全員の賛成で採択された。
 つづいて三役と中央委員の選挙が実施され、投票の結果、委員長に橋本勝史、副委員長に城戸翔子、書記長に斉藤吾郎とその他の中央委員の諸同志が選出された。
 大会の最後に、第三期中央委員会を代表して橋本委員長が、第三回大会はその全ての任務をはたした、全同盟は団結を固め、労働者・人民大衆と結びつき、反動攻撃と断固として闘い、社会主義革命運動の前進をかち取ろうと挨拶した。
 労働者社会主義同盟第三回大会は、多くの労働者・人民と結合して、労働運動をはじめとする大衆運動の前進をかちとり、また革命の主体的力量の強化にむけ社会主義勢力の団結・統一を促進させるため、大会決議を実践し、労働者・人民の未来を切り開くために闘いぬくことを確認した。


         「人民新報」第1068・1069号<統合161・162号>(2002年8月25日)より